女性は死亡率1位 大腸がんで死なない「5つのポイント」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「ポリープが一つも見つからなければ、3年に1回でいいでしょう。ただし、例外があります」

 大腸が屈曲していたり、便が大腸内に少量でも残っていると、大腸内視鏡でくまなく調べられず、見逃しの確率が高まる。2年くらいで大腸内視鏡を再度受けたほうがいい。

 また、「大腸がんがなかった」という結果でも、「ポリープがいくつもある」「“顔つき”の悪いポリープがある」「ポリープができやすい因子を持っている」など、患者の状態に応じてスパンは「半年に1回」や「1年に1回」などに変わってくる。

「一番最初の大腸内視鏡の結果は非常に重要。その後の検査のスパンをはじめ、大腸がんのリスクが高いか低いかが分かります」

 だから、大腸内視鏡の結果を大いに生かし、的確な指導をしてくれる医師のもとで受けることが大切になる。判断材料になるのが、「腺腫発見率(ADR)」だ。

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