愉快な“病人”たち

相島一之さん 痔のクリニックで「厄介な病気」と言われ…

俳優の相島一之さん(C)日刊ゲンダイ

 その日、NTT東日本関東病院ではCTの予約をするだけでしたが、後日、CT検査でこぶし大の悪性腫瘍が発覚。医師からは「最悪は骨盤内全摘で人工肛門、人工膀胱になる」と告げられました。ただ、続けて「でも、これが本当にGISTなら特効薬があります」と言うのです。「グリベック」という薬で、腫瘍を小さくしてから手術で切除するのがベストとのことでした。「でも、ウチではできないので」と紹介してくださったのが、がん研有明病院です。

 痔のクリニックから1週間そこそこで、がん研有明にたどり着けたことは本当にラッキーだったと思います。「ウチではできない」と言わずに手術して、がんを散らしてしまうケースもあると聞くので、名医に恵まれたなと思います。

 がん研有明でさらなる検査をした結果、確実にGISTと判明し、浸潤なし、転移もなしの状態でした。そして、グリベックを飲み続けた結果、見事に効いて、こぶし大の腫瘍が4カ月後にはゴルフボール大になりました。見極めが難しいそうですが、時機を逃すと再び大きくなるというので、私はその段階で腹腔鏡下手術になりました。

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