3月は危ない条件が 春先のメンタル不調は“変化”を減らす

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「人間は『変化』に大きなストレスを受けます。日本は一般的に4月が新年度のスタートなので、3月、4月は、変化だらけといっていいでしょう。卒業、入学、就職、異動、引っ越しなど、生活環境がガラリと変わる機会が多い。自分自身に動きがなくても、上司がかわる、部下がかわる、同僚がかわるだけでも職場の雰囲気は一変しますし、新たな緊張感が生まれます。頻繁に一緒に飲みに行ってはグチをこぼし合っていたような親しい同僚が異動で転勤になり、ストレス解消の手段を失ってしまうケースもあります。変化だらけのこの時期は、それだけ大きなストレスを受ける季節なのです」

■“新しいこと”を始めてはいけない

 また、春先は歓送迎会が多くなるなどして生活が不規則になり、寝不足に陥る人も少なくない。さらに、年度末だからと必死に仕事をこなす人も多く、それだけ疲労が蓄積されていく。

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