次に、「ウイルスや細菌の感染」からの発がんも科学的に示されています。主なウイルスでは、肝臓がんと関連するB型、C型肝炎ウイルス、子宮頚がんのヒトパピローマウイルス、白血病の成人T細胞白血病ウイルス。細菌では胃がんの一因になるヘリコバクター・ピロリ菌が挙がります。対策としては感染を避ける・防ぐ、あるいはワクチンの投与、治療薬の投与があります。
これらとは別に、科学的根拠のある「がんを遠ざける生活習慣」はあるでしょうか?
「肥満」は、大腸がんや閉経後乳がんのリスクを高めることが分かっています。
一方、痩せ過ぎもがんのリスクを高めます。太り過ぎない、痩せ過ぎないことが、がんのリスクを遠ざけるのです。
適正な体重とは、日本肥満学会の判定基準では「BMI:18・5以上25未満」とされ、BMI(BodyMass Index=体格指数)は「体重<キログラム>÷(身長<メートル>×身長<メートル>)」で計算します。
がんと向き合い生きていく