一方の糖質は、脳にとってほぼ唯一のエネルギー源だ。単にエネルギーとして使われるだけでなく、神経伝達物質アセチルコリンの生成を助け、記憶力を高める作用があるともいわれている。昨今、糖質制限が流行しているが、制限し過ぎると脳の働きが悪くなることが懸念される。
とはいえ、取り過ぎると良くないのは肉と同じだ。米山医院・米山公啓院長はこう語る。
「糖分の多過ぎる食事をすると、集中力が低下したり動作が鈍くなったりするという報告があります。アルツハイマー病のリスクを高める可能性も指摘されています」
肉も糖質も大事だが、結局、バランス良く食べるのが一番だ。
これで「物忘れ」は怖くない