「“難吸収性”は昨年11月に『リファキシミン』という薬が海外に30年遅れで保険適用になりました。『ニューイングランドジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された文献で、肝性脳症の再発を抑制することが明らかになり、生命予後の改善も別の文献で報告されています」
再発抑制に関しては、投与開始後168日でリファキシミン服用群は約8割が再発していなかったが、プラセボ群では6割を下回った。5年間の生存率では、リファキシミンは約60%で、対称群は20%より下だった。なお、リファキシミンの薬価は1錠200ミリグラム201.9円。1回400ミリグラムを1日3回服用だ。