「ハワイの日系移民や沖縄県民が食事の西洋化で短命になったのもその影響かもしれません。血液検査でトリプシンやアミラーゼが高かったら、医師と相談してMRIや超音波内視鏡検査を受けた方がいいかもしれません。前がん病変であるすい嚢胞やすい管拡張が見つかることがあります」
2親等以内にがんを患った人がいれば、すい臓がんのリスクは1・85倍、乳がんの人がいれば3倍に跳ね上がる。
「糖尿病にも注意が必要です。米国ではすいがんの患者の60~81%は糖尿病で、病歴10年以上の人は健康な人に比べて50%も発症リスクが上昇します。こういう人もすい臓の定期的検査が必要です」
まずは子供と大人の食事は分けることだ。