役に立つオモシロ医学論文

舌が「黄色い人」は糖尿病?有病割合は「白い人」の2.23倍

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 抗菌薬など医薬品の中には舌の色調を変化させる薬剤が知られていますが、この研究では被験者が服用していた薬剤までは考慮されていません。

 そもそも舌の色調が変化する要因として、口腔内衛生や食習慣などが挙げられ、糖尿病が多い原因としてはこうした生活習慣が影響しているように思います。また、この研究は、時系列で糖尿病の発症率を追跡調査したものではないため、舌の色調と糖尿病発症の因果関係を証明するものでもありません。

 ただし、健康状態を知るためのひとつの指標として、舌の色調を確認してみるのはいいかもしれません。

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青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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