骨粗鬆症の骨折「コルセットつけて安静」が寝たきりを招く

コルセットで安静 (写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ

 山本医長は保存的治療で偽関節が生じた患者にもBKPを実施。変形は元に戻らないが、腰痛は軽減し、自力歩行で帰宅できるようになった。

「ただし、BKPは骨折に対する治療であり、骨粗鬆症の治療ではありません。骨粗鬆症の薬物治療は必須です」

 BKPは保険適用。

■骨粗鬆症とは

 加齢で増える病気のひとつが、骨密度低下で骨がスカスカになる骨粗鬆症だ。世間で認知されている以上に重大病で、治療せずにいると、やがて寝たきりになる可能性がある。平均寿命が短い。

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