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風疹で危ないのは予防接種を受けていない30~50代の男性

平原史樹院長(提供写真)

 子供の頃に風疹にかかった記憶のある人でも抗体検査を行ったところ、約半数は記憶違い、または風疹に似た他の病気だったという調査結果が出ているという。

「風疹の既往や予防接種の記憶があいまいな人は、とにかくワクチンを接種してほしい。発症者の8割は男性で、7割は職場でうつし合っています。女性の場合、3分の1は夫からうつされ、3分の1は職場でうつされています。妊娠中はワクチンを打てないので、妊婦さんは抗体検査をして免疫のない人は流行期は会社を休んだ方がいい」

 そして、発症したら当然、発疹などの症状が消えるまで会社を休むことが重要。妊婦の夫や子づくりを考えている夫婦は、抗体検査で免疫を確認したほうがいいという。抗体検査は自治体の助成対象になっている。MRワクチンの接種は自費で1回1万円ほどだ。

 では、国内の風疹ゼロは可能なのか。

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