「がん家系」に生まれて

どんな道であっても自分の人生…後悔しないよう生きていく

モデル・美肌温泉家の朝香さん(C)日刊ゲンダイ

 でもね、足が痛いんです。入っていたモデルの仕事は何とかこなしましたが、痛みが消えず、不安で仕方がない。モデルをする前、損害保険会社に勤めていたこともあり、「痛い時は伝えないと、泣きを見るのは自分」という認識がありました。だから何度も病院に通い、痛みを訴えた。しかし医師は代われど、「折れていない」という診断。後で知るんですが、こういう場合、最初の診断が与える影響が大きい。特に同じ病院では、最初の診断をした医師に遠慮があるのか、別の診断をしづらいのかもしれません。がんの時もそうでしたが、ドラマみたいに親身になってくれる医師は少数派かもしれない、と思うことが多いです。

 3カ月後、アスリートなどが通う整形外科を紹介され、受診。最初の病院で撮ったレントゲンを持っていったら一目で「折れています」。交通事故だからきちんと調べた方がいいと言われ受けたMRIでも、折れていることが分かりました。

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