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NY市郊外ロックランド郡に「はしか」で非常事態宣言発令

デモで予防接種反対を訴える人たち(C)ロイター

 ニューヨーク州ロックランド郡といえば、ニューヨーク市のすぐ北の通勤圏で30万人が住み、富裕層の高級住宅地も多いエリア。ここで、「はしか」の大流行による非常事態宣言が3月26日に出されました。

 はしかはアメリカでは2000年までに排除が宣言され、00年代初めには患者は年間数十人程度でした。ところが11年ごろから再び患者が増え始め、14年には年間700件近くなる大流行が見られました。

 そして昨年の秋ごろからアメリカ全土で再び流行が始まり、今年になってからの約3カ月で、15州314人の患者が確認されています。

 そのうち48人がロックランド郡。ここでの昨年10月からの患者のトータルはすでに155人に上っていますが、8割以上は予防接種を受けていない子供たちでした。

 ロックランド郡には超正統派ユダヤ教徒の大きなコミュニティーがあり、宗教的な理由から子供たちは予防接種を受けておらず、患者もその地域に集中しています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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