サラリーマンはつらい稼業だ。決められたことをコツコツこなすだけが仕事ではない。同僚に足を引っ張られながら、上司の顔色をうかがい、部下をおだててやる気を引き出さなければならない。社外の人たちとの折衝にも気を使って、家に帰れば嫁のグチを聞かされる。それでもこんな生活は、脳にとてもいいらしい。
自分の脳はどれぐらい弱っているのか――。それを知るための簡単なテストがある。まずは、これを解いてみよう。
①「猫」「電車」「桜」と覚える。
②100から7ずつ5回引いていく。
③「富士の山」を逆から言う。
④最初に覚えた3つの単語は?
これは「物忘れ外来」で行われている「認知症スクリーニングテスト」を少し難しくしたもので、諏訪東京理科大教授の篠原菊紀氏(脳科学)が作成した。
①で覚えた単語を④で言うことができれば、あなたの脳はしっかりしている。
100年老けない脳の作り方