実際、イチローは、3歳から野球を始め、ドラフト入団では「契約金1億円以上が目標です」と語っていた。さらに「僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って……」と、目標を掲げて努力をしてきた。
本田圭佑も「僕は大人になったら世界一のサッカー選手になりたい」と高い目標を立て、「1年間の給料は40億円欲しい」などと作文に書き、それをかなえるためにグラウンドで汗を流してきた。
そして打率3割5分を打ったイチローは走り方を変え、羽生は五輪で金メダルを取った後、跳び方を変えた。世間は「せっかく完成したスタイルなのに……」と思ったかもしれない。
しかし、彼らからすれば長く選手生活を続けるためには重要度の高い事柄だったに違いない。
横山教授は、健康を維持するためにはこうした一流選手と同じような考え方や行動を持つことが大切だと言う。
心と行動を変える健康革命