「メラトニンは網膜が光を感知した時点から分泌がストップします。朝にしっかり減らすと、夜には増えやすくなり、睡眠リズムも整います。起床時に日の光をしっかり浴びることができるよう、ベッドは窓際に設置して、頭を窓に向けて寝るのがベストです。カーテンを少し開けておけば、自然と光を感知できます」
どうしても窓際で寝ることができない人は、朝、目覚めた時点でカーテンを開けて窓から1メートル以内に入るようにする。
■読書やスマホ操作は違う場所で
照明も工夫したい。家庭で一般的に使われている白色蛍光灯の明るさ=500ルクスの下に3時間いると、分泌されるはずのメラトニンが50%減るという報告がある。
「メラトニンは入眠から3時間後が分泌のピーク。照明をつけたまま寝ると分泌が抑制されるので、長時間寝ても疲れが残ってしまう。寝室は真っ暗にして眠るのが理想です。それが不安な人は、顔よりも下の位置だけを照らす足元灯や壁に電球色の電灯を当てる間接照明を試してください」
10連休後もヤル気が出る住まい