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日本人の飲酒量は平成の30年間で約2割=20リットル減った

日本一の飲んべえ県は…(C)日刊ゲンダイ

 5位…青森(92.2)

 東京が多いのは、人口が集中している分、飲んべえも集まっているからか。となると、高知、宮崎、秋田、青森あたりが、事実上の“飲んべえ県”と言っていい。健康維持の上では飲み過ぎ注意なのは言うまでもない。

 ただ、日本人全体の飲酒量は平成の30年間で、ほぼ2割ほど減っている(国税庁「酒レポート」平成31年3月号から)。

 同レポートの「成人1人当たり酒類消費数量の推移」によれば、平成2年から同7年までは、“100リットル”を超える量が続く。同8年は99.5リットルで100リットルを割り、以降、同14年まで90リットル台で減少傾向。同15年は89.7リットルとさらに減って、同26年以降は順番に80.3→81.6→80.9→80.5(同29年)と、80リットルを割り込みそうな状況なのだ。

 1人当たりの酒量は単純に、“ほぼ2割減”。若者が飲まなくなったというが、健康を意識してのことだろうか。

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