虫刺され徹底対策 「虫よけスプレー」の正しい使い方とは

2014年のデング熱騒動を忘れてはいけない(C)日刊ゲンダイ

「ステロイドの塗り薬を処方するので、市販薬より早くかゆみが治まる。5段階の効果の強さがあり、虫刺されのひどいかゆみには、最も強い効果のものか、その次のものを使います。局所に限られた期間塗るだけなので、ステロイドの副作用の心配はありません」

 腫れている場合は、虫に刺された部分だけでなく、患部全体に塗る。

 かくと、かゆみが増すばかりか、痕が残る。かゆくて我慢できない、寝ている間に無意識にかいてしまうという人は、抗ヒスタミン薬(内服薬)を医師に処方してもらおう。花粉症の治療薬でもあるこの薬は、かゆみを抑える作用がある。「かかないようにばんそうこうを貼る」という方法は、蒸れて菌が繁殖するリスクもあるので勧められない。

 虫刺されシーズンを何とか乗り越えよう。

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