③足を肩幅に開いて手を腰に当て、お尻を左右にずらして改善する方向があれば「側方改善型」だ。
改善の診断目安は、「痛みの範囲」が小さくなる、「痛みの強さ」が軽くなる、また痛みの範囲や強さに変化がなくても、「動きやすさ」が良くなれば改善と判断する。
それぞれの動きを10回ぐらいずつ試して、いずれかのタイプに当てはまるようなら体操の効果が期待できる。ただし、次のような腰痛は対象外。体操は行わずに、医療機関を受診した方がいいという。
▽足に力が入らない、動かせない▽尿が出せない▽転んだり、踏み外して腰を痛めた▽腰痛とともに急激に体重が落ちた▽腰の痛みに加えて熱が続いている。
各タイプ別の体操のやり方はこうだ。
◎後屈改善型の人は「壁ドン反らし体操」
①壁に向かって半歩~1歩離れて、両手をついて立つ(両足は腰幅に開く)。②両手を壁につけ両肘と両膝は伸ばしたまま。腰をできるだけ前方に反らせた姿勢で2~3秒保ったあと、腰の姿勢をゆっくり元に戻す。
病気を近づけない体のメンテナンス