病気を近づけない体のメンテナンス

【腰】「腰の痛みナビ体操」が効く3タイプの判定とやり方

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

③足を肩幅に開いて手を腰に当て、お尻を左右にずらして改善する方向があれば「側方改善型」だ。

 改善の診断目安は、「痛みの範囲」が小さくなる、「痛みの強さ」が軽くなる、また痛みの範囲や強さに変化がなくても、「動きやすさ」が良くなれば改善と判断する。

 それぞれの動きを10回ぐらいずつ試して、いずれかのタイプに当てはまるようなら体操の効果が期待できる。ただし、次のような腰痛は対象外。体操は行わずに、医療機関を受診した方がいいという。

▽足に力が入らない、動かせない▽尿が出せない▽転んだり、踏み外して腰を痛めた▽腰痛とともに急激に体重が落ちた▽腰の痛みに加えて熱が続いている。

 各タイプ別の体操のやり方はこうだ。

◎後屈改善型の人は「壁ドン反らし体操」

 ①壁に向かって半歩~1歩離れて、両手をついて立つ(両足は腰幅に開く)。②両手を壁につけ両肘と両膝は伸ばしたまま。腰をできるだけ前方に反らせた姿勢で2~3秒保ったあと、腰の姿勢をゆっくり元に戻す。

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