インターバル速歩で体力が10歳若返り脳卒中リスク40%減

「速く歩く」と「普通に歩く」を交互に繰り返すだけ(C)日刊ゲンダイ

■30分以内に乳製品を取るとより効果的

 さらなる研究では、インターバル速歩後30分以内に乳製品を取ると、より効果が高くなることも判明した。

 インターバル速歩を6カ月以上継続している中高年が、それに追加して5カ月間、インターバル速歩後に乳タンパク質と糖質サプリメントを取るようにしたところ、大腿部にある屈曲筋群の断面積と筋力が大きくなったのだ。

「インターバル速歩後の乳製品摂取は、炎症促進遺伝子やがん遺伝子を抑制することも明らかになりました。筋肉を太くして筋萎縮を抑制し、それが結果的に炎症促進遺伝子などを抑制することにつながっているのだと考えています」

 乳製品はチーズやヨーグルトなど。チーズ(18グラム)またはヨーグルト(80グラム)を1単位として、1~3単位が目安。また、乳製品や糖質の摂取が高血圧や糖尿病などを悪化させるのではないかという懸念があったが、インターバル速歩で生活習慣病のリスクが下がるので、問題はないという。

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