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抗生物質の処方4割が不適切「薬剤耐性菌」による死亡原因に

写真はイメージ

 これを全米規模の数字に換算すると、実に2400万通もの不必要または不適切な抗生物質の処方箋が出されていることになります。 

 CDC(米疾病対策センター)によれば、米国ではスーパーバグと呼ばれる薬剤耐性菌は、1年間に280万人もの米国人に感染し、そのうち3万5000人が亡くなっています。WHO(世界保健機関)は、「薬剤耐性菌はエボラやインフルエンザ、気候変動による大気汚染などと並び、グローバルヘルスを脅かす10の要素の一つ」として挙げています。

 オレゴン州立大学の調査リーダーは、この数字が正確な実態を表すものかはまだ分からないとしながらも、「抗生物質が風邪などのウイルスに感染している患者の気分を良くするものだと勘違いされているのではないか」と指摘しています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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