病気を近づけない体のメンテナンス

副腎<上>精神的なストレスは副腎疲労から体調を崩しやすい

(C)日刊ゲンダイ

 どのストレスも人間の体に炎症を起こし、健康にダメージを与えようとする。特に「ストレスホルモン」とも呼ばれるコルチゾールは、ストレスによる炎症を抑える手段として血糖値や血圧などをコントロールしたり、免疫機能や神経系なども瞬時に調節したりすることで、ストレスによる体へのダメージを防ぐ役割をしている。

 戦う相手のストレス要素が多すぎると、コルチゾールを浪費して、副腎は働きっぱなしになって疲れてしまう。副腎が疲弊するとストレスに対抗できずに体への悪影響から、慢性的な疲労感やうつ症状などさまざまな症状が出てくるのだ。

■寝起きが悪く甘いものが食べたくなったら危険

 副腎が疲弊した病態の「副腎疲労」に詳しい「スクエアクリニック」(川崎市幸区)の本間良子院長が言う。

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