進化する糖尿病治療法

ラグビー流大選手を見習いたい 時間がある今料理を始めよう

外食したくても出来ないなら…(C)日刊ゲンダイ

 最初はその1品に、豆腐、刺し身か豚肉をしゃぶしゃぶしたもの、ご飯、味噌汁(妻手製)といった献立から始まりました。1週間ほど続くと、ちょっと飽きが出てきたので、ネットで調べ、野菜料理は、「野菜を梅干しとカツオ節で和える」「卵と炒める」「すりごまと和える」「ツナとポン酢で和える」と少しずつ変化。

 豆腐も、「厚揚げを炒める」「厚揚げに味噌を塗ってオーブントースターで焼く」「油揚げをカツオ節と甘辛く煮る」とバリエーションを広げていきました。肉料理も、「ゆでる」以外に、「蒸す」「焼く」「野菜などを巻いて焼く」など。 

「簡単でいいからおかず3品」と“緩い”マイルールを決め、毎日作っていたら、妻が「おいしい!」「すごい!」と褒めてくれるのもあって楽しくなってきた。インスタグラムに料理の写真をアップすると、「料理の腕がどんどん上がっている」「食べに行きたい」と好反応なのも励みになった。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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