座ったまま、立ったままなど同じ姿勢でいると、肛門がうっ血状態になり、痔疾の発症、痔疾の進行の原因となる。つまり痔疾を回避するためには、肛門周辺の血流を促すことが重要だ。
作家の浅田次郎氏は自ら「痔主」を公言しておられる。それもイボ痔と切れ痔の両方に悩まされておられるとか。エッセー集「アイム・ファイン」(集英社文庫)では、通常、日の出前の早朝から7時間執筆、その後5時間読書という、まさに痔と闘いながらの「同じ姿勢で長時間」の日々をつづっておられる。
それにしても、「痔主」の方にはおわかりだろうが、痛みと不快感に耐えながら、数々の感動大作はじめ、多くの名作を物する作家の集中力に驚くばかりだ。
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