カビは健康の大敵…対策には次亜塩素酸ナトリウムがいい

梅雨時期はカビに注意(C)日刊ゲンダイ

 わかりやすく言うと、毒性を持つカビが、人体にどのような病気を招くかを研究している。

「カビが発する胞子をたくさん吸いますと、咳、くしゃみ、鼻水といった症状が出る呼吸器系アレルギーが起こります。最悪、免疫が落ちた患者には、胞子は肺細胞の中まで入り、肺炎を招くこともあります。このような病態を起こさないためにも、カビという敵の特性を知っておくことが大切です」

 1立方メートル当たり、空気中に100~1000個ほどの胞子の源は、成熟したカビの塊・菌糸である。

■カビが成長する環境条件は3つ

 しかし、家からこのカビを全て取り除くのは至難のワザ。ゼロにはできない。そのために、いかにカビの増殖を抑えるかがカギになる。

 カビが発芽し成長する主な環境条件は3つで、①温度(20~30度)、②湿度(60%以上)、③栄養(食べ物のカス、皮脂、せっけんカス、ホコリなど)だ。

3 / 4 ページ

関連記事