新型コロナ対策の窓開け換気 入り口を小さく出口は大きく

今夏は熱中症対策に加えコロナ対策も必要(C)共同通信社

 非労作性熱中症のリスクが高い老親には、対策を徹底して伝えたい。例年であれば、こまめな水分摂取に加え「エアコンで室温を下げる」が重要になるが、今年はコロナ対策として換気が必須。エアコンでは換気ができず、「エアコン以外の方法で換気をする必要があります」と言うのは、「ダイキン工業」広報の重政周之さん。

 基本的な方法は、まず「24時間換気システム」の装置を常にオンにする。この装置は2003年の建築基準法の改正で設置が義務化されたものだ。

 次に、窓開け換気を定期的に行う。

「対角線上の窓を開けると、窓と窓の間を空気がしっかり通ります。1時間に10分が目安といわれていますが、それより30分に5分を2回の方が効果的です。回数をなるべく多くした方がいい」(重政さん)

■キッチンのレンジフード併用で効率良く風を通す

2 / 4 ページ

関連記事