双極性障害は気分や態度の極端な変化が起きる心の病ですが、専門家によればクリエーティブな天才にしばしば見られるとのこと。
実はカニエに対し、別の意味でも注目が集まっています。それは、カニエほどのセレブリティーが心の病と闘っているという事実で、多くの人々にとって希望になっています。世界人口の11%が何らかの心の病を抱え、毎年6000万人ものアメリカ人が診断を受けている一方で、心の病を不名誉と考えたり、オープンに語るのはいまだにタブーだったりするからです。
アメリカではこれまで少なくない数のセレブリティーがうつの体験を公表し、ヘンリー王子とオプラによる心の健康をテーマにしたテレビ番組が制作段階にあるなど、「メンタルヘルスをもっと語ろう」という動きは年々高まっています。カニエもその動きに加わることが期待されています。
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