タンパク質を種類別に解析したところ、動物性タンパク質では全死亡リスク、心臓病やがんによる死亡リスク、いずれも摂取量との関連が認められなかった一方で、植物性タンパク質の摂取が最も多い人では、最も少ない人に比べて、全死亡リスクが8%、心臓病による死亡リスクが12%、統計的にも有意に低下しました。
植物性タンパク質を積極的に摂取している人は、食事バランスに配慮するなど、健康に関心が高い人たちだったのかもしれません。そのため、植物性タンパク質が直接的にリスクを低下させているわけではないように思いますが、健康が気になる人は赤身肉などの動物性よりも、大豆のような植物性のタンパク質を摂取してみると良いかもしれません。
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