男性の場合は尿道が長く、細菌が奥へ行きにくいのですが、さらに「尿道側管」という仕掛けもあります。尿道粘膜に袋小路になった管がいくつもあり、侵入した細菌を落とし込むのです。
しかし、このような感染防御機構も年をとると低下してきます。前立腺肥大などによって尿量や尿の勢いが衰えると、尿によって細菌を洗い流す力が弱くなるからです。そのため大腸菌などによる前立腺炎が起こりやすくなります。
専門医が教える パンツの中の秘密