「死ぬまで元気」を目指す

入浴時間は10分以上30分未満に抑えなければならない理由

1回の入浴時間は10~15分を目安に(C)PIXTA

「肩まで湯に浸かるのをやめて、半身浴にするならいいだろうと思われがちですが、それでも同じこと。長時間お湯に浸かっている部分の油分がなくなってしまいますので、乾燥肌になってしまいます」

 一方で、短すぎる入浴もNG。入浴時間が10分未満の場合、身体が完全に温まりきらない。つまり、疲労回復や血行促進などの効果が期待できない。

「1回の入浴時間は10分~15分を目安にするのがよいです。なにもピッタリと10分や15分である必要はありませんが、長くても20分以内にしておくのが賢明。身体への負担が抑えられます」

 もうひとつ気になることがある。記者は温泉に行くと一日に最低でも2回は入浴する。これも体には負担になるのだろうか。

「本来、入浴は1日1回で十分なもの。温泉に何度も入ると体に負担がかかりますし、泉質によっては何度も浸かると皮脂が取れて肌が荒れてしまいます。多くても1日2~3回を目安にしましょう。1日に何度も入浴するなら、1回当たりの入浴は3分程度、トータルで10~15分までにします。汗が流れたり、顔が熱くなったらすぐに出るようにしましょう

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