人生100年時代の歩き方

免疫の専門家も太鼓判 withコロナを乗り切る“冷えとり3選”

寒ければ肩まで漬かってもOK(C)PIXTA

 この冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザ、さらに風邪のトリプルパンチが恐れられている。新型コロナもインフルエンザも、初期症状が軽く、「風邪かな」と思えてしまうケースが少なくないから厄介だろう。

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「新型コロナについてはワクチンも特効薬もありませんが、体に備わった免疫がしっかりしている人は、軽症で済むのが明らかになっています。中でも、体に侵入したウイルスや細菌をいち早く排除する働きを持つ自然免疫が重要です。トリプルパンチを防ぐのは、自然免疫の力を下げず、いかに高いレベルをキープするか。これに尽きるでしょう」

 こう言うのは、東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏(感染免疫学)だ。免疫には、自然免疫と獲得免疫があり、獲得免疫は病原体を特異的に見分けて記憶することで再び体に侵入してきたときに排除する役割を担っている。自然免疫はあらゆる病原体の“初期消火”を担当し、新型コロナではこちらが重要だという。では、自然免疫の力を高めるには、どうするか。

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