確かに厚生労働省の調査では、寝たきり(要介護5)になる原因の1位は脳卒中、2位が認知症、転倒による骨折が3位で続いている。年をとると、転ぶのは本当に命とりになってしまう。筋力も大事だが、バランス力もとても重要なのである。
そこで三田さんにバランス力アップの簡単体操を2種類教えてもらった。まずひとつめは、姿勢を真っ直ぐにして立ち、右足のかかとの後ろに、左足をつける(写真A)。つまり両足が一直線になっている状態だ。このとき両手は腰に置くとバランスがとりやすい。ポイントは両足に均等に体重をかけること。30秒経ったら、足を入れ替えてまたトライ。慣れてきたら目をつぶっておこなってみるのもいい。
「死ぬまで元気」を目指す