時間栄養学と旬の食材

毎食リンゴを食べて体重減 食物繊維とるなら夜がオススメ

1日半個で医者いらず(C)PIXTA

 リンゴがおいしい季節となり、ふじ、秋映、シナノゴールドなど、さまざまな種類が顔を見せています。リンゴ1個のエネルギーは大きさにもよりますが140キロカロリー程度と大変低カロリー。ですが、含まれる栄養素はとても豊富です!

 皮にたくさん含まれる「ポリフェノール」は強い抗酸化作用を持つので体内の活性酸素を軽減してくれる働きがあります。また、コレステロールの値にも影響することがわかっていて、悪玉コレステロールの値を低下させ、善玉コレステロールの値を増やしてくれるのです。他にも、アレルギー予防の効果なども報告されています。

「ペクチン」は水に溶けやすい性質を持つ食物繊維で、腸内の善玉菌を増やしてくれる働きがあり、便秘に効果的。同じ食物繊維でも「セルロース」は水に溶けにくく、保水性が高いです。便の量を増やして、腸を活動的にしてくれる働きがあります。

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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