以前行われた高血圧治療の臨床試験の結果を解析したところ、起立性高血圧のある人に、厳しい血圧低下の治療を行うと、むしろ動脈硬化の病気の危険性が増すという結果が認められたのです。
起立性高血圧のない人は、血圧を下げれば下げるほど動脈硬化の病気は少なくなっていました。高血圧の治療の前に、立ち上がって血圧が上がるかどうかをチェックすることが、重要であるのかも知れません。
医者も知らない医学の新常識