リウマチは家系に患者がいると、なりやすさが伝わる場合もある。しかし、より発症に影響しているのは環境要因だ。環境要因に気を付けることで予防できないか世界で検討されている。
「発症に関係する因子としては、喫煙(副流煙も含む)と歯周病です。たばこはお勧めできませんし、歯のケアもきちんとやってもらいます」
なお、リウマチに関連したサプリメントや民間療法も出回っているが、世界的に患者数が多いリウマチは治療法が確立されている。スタンダードな治療が基本になる。
■痛みが強い場合は?
メトトレキサートなどの根本的な治療がうまくいった場合でも、効果発現まで1~3カ月かかるので、痛みが出ることも。その場合は非ステロイド性抗炎症薬やステロイド関節注射などによる対症療法が必要。関節破壊の結果で炎症がなくとも痛みが起こる場合があり、それには抗リウマチ薬を強くしても痛みが改善されない。