ワクチン接種が進んでいる米国のCDC(アメリカ疾病対策センター)の報告によれば、ファイザー社の新型コロナワクチンでは100万人当たり5・0人にアナフィラキシーが起こっている。ワクチン全体でみると1・3人なので、頻度は高いと考えたほうがいい。接種して30分はその場で自分の体調に異変がないかどうかをしっかり確認し、不安があればすぐに報告したい。
厚労省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会では、ワクチンを接種した医療従事者を対象にした副反応の調査結果が報告された。それによると、1回目の接種では3・3%だった37・5度以上の発熱は2回目で38・4%、38度以上の発熱も1回目が0・9%、2回目は21・5%と、2回目の接種後で増えている。また、倦怠感や頭痛といった全身症状も同様だった。
1回目の接種は問題なかった人でも、2回目は副反応が出る可能性が高くなるので注意したい。