アメリカンフットボールは頭部外傷の可能性が高いスポーツです。この論文では、アメフトによるケガによって脳の下垂体から精巣での精子形成のほか、テストステロン産生に必要なホルモンであるゴナドトロピンの分泌低下や勃起障害(ED)の可能性が高いと報告されています。
■サッカーとバスケは精索静脈瘤の有病率が高い
サッカー、バスケットボール、ハンドボールは精索静脈瘤の有病率と重症度の上昇に関連していました。逆に水球選手は精索静脈瘤の有病率と重症度が低いことが分かりました。このことは、精巣の温度が関係していると思われます。水球競技は水の中でプレーするので精巣の温度が高くならないのでしょう。しかし水球は水中の格闘技と呼ばれ、精巣を蹴られたりするリスクは高いので、精巣外傷には気を付けたいところです。
男性不妊症のすべて