その結果、1万人当たりの新型コロナウイルス感染症の診断件数は、新型コロナウイルス感染症が流行している地域において、誕生日を迎えた家族がいない世帯に比べると、誕生日を迎えた家族がいる世帯で、8・6件多いことが示されました。この診断数の増加は、大人の誕生日では5・8人だったのに対して、子供の誕生日では15・8人でした。
子供の誕生日は家族のほか、親族や親しい友人を自宅に招いてお祝いすることも多いと思います。しかしこの研究では、たとえ小規模なイベントや会食でも、感染リスクの増加につながる可能性が示されています。ワクチン接種が普及し、感染者数が大きく減少するまでは、できる限り人が集まる機会を避けた方がいいかもしれません。
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