ただし、医療体制やワクチン接種率、国民の体格などが異なる外国のデータだ。日本はどうか?
■単純致死率は下がっているが…
厚労省のホームページで公開されている報道用資料で、デルタ株が過半数を占めると考えられる直近1週間と第1波~第4波のピーク直前1週間の新規陽性者、重症者、死者を比べてみた。
まずは直近の数字だ。8月7~13日(発表ベース=以下同)の国内での新規陽性者数は10万1996人、入院者数は3万4695人(うち重症者数458人)、死者数は118人。単純に計算すると致死率は0.12%となる。
第1波のピークを2020年4月11日とすると、直前1週間の新規陽性者数3047人、入院者数2836人(同53人)、死者数25人で、単純致死率は0.82%。
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