第2波のピークを20年7月31日とすると、新規陽性者数6333人、入院者数2693人(同19人)、死者数14人で、単純致死率は0.22%。
第3波のピークを21年1月8日とすると、新規陽性者数3万812人、入院者数1万728人(同110人)、死者数397人で、単純致死率は1.29%。
第4波のピークを21年5月8日とすると、新規陽性者数3万4803人、入院者数6196人(同111人)、死者数472人で、単純致死率は1.36%。
つまり単純致死率はデルタ株が増えて逆に下がっている。ちなみに季節性のインフルエンザの致死率は0.2~0.5%とされる。
むろん、これは3密回避、マスク着用、不要不急の外出自粛などの掛け声に応える国民の努力、医療関係者の尽力、医療資源の効率化、ワクチン接種の効果などが結集した結果。今後そのひとつでも破綻すれば数字は大きく変化しかねない。
いまはいたずらに恐れずに、自分のできる範囲で身を守る努力をすることだ。
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