コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

「脳動脈瘤」をスクリーニングするAI画像診断支援ソフトの威力

EIRL Brain Aneurysm(エイル・ブレイン・アニュリズム)検出画面(エルピクセル提供)

 国内の大規模調査では、3ミリ以上の未破裂の脳動脈瘤は破裂する可能性があるとされる。エイル・ブレイン・アニュリズムは、2ミリ以上の袋の形をした嚢状(のうじょう)動脈瘤に類似した候補部分を検出しマーク表示する。

 通常、医師は脳MRI画像を目視で動脈瘤の疑いのある部分を探す(読影)が、その脳をスライスした画像は一患者当たり200枚前後に及ぶ。実際の最終的な診断結果は医師が決めるが、エイル・ブレイン・アニュリズムをサポートに使うことで読影の負担が減り、見逃しを防ぐことが見込めるわけだ。

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