コロナ太りが招く、性欲と勃起力低下・夜間頻尿・やる気の喪失

テストステロン量の低下で性欲減退も(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 重症の場合、うつ状態がひどく社会生活を送るのが困難になることも。「疲れやすい」「不眠がある」「気分が沈みがち」「体調が優れない」「性欲や勃起力が減退したと感じる」「尿が出にくい、出終わるまで時間がかかる」などの症状があれば、可能性がある。

 さらにテストステロンの量の低下は、前立腺がん、尿が十分にたまっていなくてもトイレに行きたくなる過活動膀胱、心筋梗塞、骨折などとも関連があることが研究でわかっている。

「夜間頻尿とも関係しています。年を取ると膀胱の線維化が進み、頻尿、特に夜のトイレの回数が増えます。しかしテストステロンを補充すると、線維化が抑制され、膀胱の柔軟性が増します。実際、患者さんにテストステロンを補充すると頻尿が改善するのです」

 頻尿は死亡率と関係しており、東北大学が行った日本人対象の研究では、夜間頻尿が2回以上ある人が、最も寿命が短かった。

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