その効果は、約50%はがんが縮小、約10%はがんが消失します。しかし、その持続期間は平均で10カ月ほど。効果が短いのがネックです。
そこでGC療法が効かなくなったり、副作用で継続が難しくなったりすると、免疫チェックポイント阻害薬キイトルーダで治療します。
がん細胞は、自らを攻撃する免疫の仕組みを狂わすことで、免疫から逃れるのですが、免疫にかかるブレーキを外し、がん細胞への攻撃力を高めることでがんの縮小効果を示すとされます。
キイトルーダも点滴で1回45~60分ほど。比較的副作用が軽いため、3週間間隔で続け、効果が認められる間は継続していくことになります。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵