台風シーズンの雨漏りカビが喘息・鼻炎・副鼻腔炎を悪化させる

台風の時期は雨漏りカビに注意(C)日刊ゲンダイ

「カビ対策の基本は、換気で室内の風通しを良くし、除湿剤で湿気がたまらないようにすること。浴室や洗面所などはもちろん、家具の裏、クローゼットや押し入れ、エアコンはカビが繁殖しやすい」(池井さん)

 意外なカビの繁殖場所としては、靴の中。夏の間、ブーツをクローゼットの中に収納しておいた人もいるだろうが、「出してみたらカビがぎっしり」ということは、珍しくない。

「カビが繁殖している場合、その掃除にも気をつけてください。拭き取ったり消毒液を吹きかけた際にカビが舞い上がり、空気中に漂ってしまう。それを吸い込んで、アレルギー疾患を悪化させてしまうかもしれません」(池井さん)

 必ずマスクをつけて対処するべきだ。

■雨漏りが起こる場所

「雨漏りが起こる場所は、私の経験値だと、外壁から9割、屋根から1割。雨漏りに気付いていない人もいますが、そういう場合は、ベランダの笠木の付け根やサッシ下に隙間がないかなど、それ以外でも施主自身が気付けることがよくある」(「ヤネカベ」の関口亮さん)

 とりあえずチェックだ。

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