独白 愉快な“病人”たち

もし悪性だったら…モデルの理絵さん 子宮筋腫での全摘を振り返る

理絵さん(提供写真)

 そうはいっても、誰にも告げずに入院したものですから、私だけ誰もお見舞いに来ない日々が続き、途中で寂しくなってしまい、入院中にインスタグラムをアップしました。結果として友人に知れて、その病院の口腔外科で医局長をやっている元宝塚の同期の元へウワサが届き、白衣のままお見舞いに来てくれました。「お腹痛いから笑わせないで」なんて言いながら、お見舞いのうれしさが身に染みました。

 おかげさまで術後は順調でした。でも、実は去年の春から「関節リウマチ」になってしまい、抗リウマチ薬で体調をコントロールしています。抗リウマチ薬は免疫抑制の作用もあるので、コロナ対策は人一倍、実践しています。乾燥も怖いし、人混みも恐怖……。緊急事態宣言が解除されたこれからが、むしろ要注意だと思っています。

(聞き手=松永詠美子)

▽理絵(りえ) 1974年、東京都生まれ。92年から96年まで「天乃悠華」の名前で宝塚歌劇団花組に在籍。現在はモデル、女優としてCM、雑誌、ドラマ、映画など幅広く活躍している。主な出演作は映画「少女」、ドラマ「刑事ゆがみ」(フジテレビ系)、CM「コーセー『エスプリークエクラBBクリーム』」など。

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