また、サルコペニア(加齢による筋肉量の減少。身体機能低下を招く)のリスクを増やしてしまいます。
広島大学の研究グループが、興味深い研究結果を発表しています。それは、1998年から2006年に「ゆうぽうと健診センター」が関東で実施した65歳以上6133人の健診データを基に、糖尿病と筋肉量低下の関係を評価したもの。
筋肉量を知るために利用したのが、筋肉で産生される老廃物「血清クレアチニン」の量です。すると、65~69歳、70~74歳、75歳以上のすべての群で、糖尿病の人はそうでない人と比べてクレアチニン値が低かった。これは、筋肉量が低下していることを示しています。
進化する糖尿病治療法