がん化した形質細胞が一定量まで増えないと、症状は見られません。無症候性は一般に経過観察で、治療は症候性になってから。治療は、ステロイド剤や分子標的薬、従来の抗がん剤などで、徹底的にがんを叩くのが重要です。
この治療はとても効果が高い半面、正常な血液細胞へのダメージも大きい。そこで、事前に採取しておいた自分の造血幹細胞を移植できるかどうかがカギになります。その移植の年齢が一般には65歳以下とされます。66歳の佐野さんも、この移植で現場復帰を目指すそうです。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵