緑内障は「40歳以上の20人に1人」が該当、9割は未発見…見えていても発症の可能性あり

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■強度の近視は高リスク

 加齢でリスクが高くなる病気には白内障があり、手術で治せる。緑内障の症状を白内障と間違い、手術で治ると思って受診する人も多い。

「眼科で緑内障と診断され、全員が失明するわけではないのに、短絡的に緑内障イコール失明とつなげ、絶望感でパニックになる人もいました」

 ライトアップ運動では、まだまだ足りない緑内障についての正しい知識を広めようとしている。押さえておくべき点は次の通りだ。

【見えていても緑内障】

「緑内障のほとんどは両目に起こりますが、進行スピードが異なります。一方の目で、もう一方の見えにくさをカバーするため、見え方の変化を自覚しにくい。見えていても異常なしとは言えない。眼科医が行う眼科検診を最低でも3~5年に1回受けてください」

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