進化する糖尿病治療法

「桜観察」を続けていたらいつの間にかジョギングが日課に

桜のシーズンは「散歩始め」にベスト(C)日刊ゲンダイ

 このタイミングで体組成計を購入。夫婦ともに体脂肪率が減少していたのが、うれしかったとのこと。散歩もいいけど、どうせならジョギングに挑戦しようと、専門店で店員さんのアドバイスのもとジョギングシューズを選び、ゆっくり走り始めました。

「桜を見ながらなので、“走るのが嫌だなぁ”と感じませんでした。走るスピードはものすごくゆっくりで、時々立ち止まって桜の写真を撮ったりする“ゆるジョギング”だったので、しんどさも感じなかった」

「花見兼ジョギング」を終えた後は、散歩の時と同様、「新緑を楽しみながらのジョギング」「夏の早朝の空気を味わいながらのジョギング」「冬の朝、暗いのはつらいけど、この習慣をもうちょっと続けようジョギング」となり、3年目の“朝活”に突入したのです。そして、そのまま10年。今も、夫婦で朝のジョギングを続けています。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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