「また、水虫を放置すると、白癬菌が爪の下に入り込んで爪水虫(爪白癬)を起こす。爪水虫は、爪が変色しもろくなる水虫で、一般的な水虫(足水虫)よりも治療が困難。そして足水虫をきっちり治しても、爪白癬が治っていなければ、足に白癬菌が存在するわけですから、足水虫も何度も再発するのです」
残り2つの理由が、④「骨折、寝たきり回避」と⑤「足の切断回避」。
「足にトラブルがあると、体のバランスを取りづらくなり転倒しやすくなる。高齢者では骨折、寝たきりにつながりかねない。さらに糖尿病の人は合併症による神経障害のため、水虫など足のちょっとした傷から壊疽に至り、切断になる可能性があります」
■爪まで感染すると治療は年単位
きっちり治すためのポイントは次の通り。