1型糖尿病は、生まれつきインスリンを分泌する能力が弱くなる病気。日本人の糖尿病の95%を占める2型糖尿病は、生活習慣病が原因でインスリンの働きが低下する。血糖値が高くなると、血液がドロドロして毛細血管が詰まりやすくなる。「ズボラでもラクラク! 薬に頼らず血糖値がぐんぐん下がる!」(三笠書房)の著者で、「芝浦スリーワンクリニック」(東京都港区)の板倉弘重名誉院長が言う。
「糖尿病が怖いのは『神経障害』『網膜症』『腎症』といった合併症です。最近分かってきたことで大切なのは、糖尿病合併症は糖尿病と診断されてから起こるのではなく、糖尿病になる前の予備群の状態から徐々に進行しているということです。食後過血糖も見逃さないように、健康被害の備えが大切です」
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